こんにちは、ケイスケです✋
園庭で遊んでいると、子どもが花壇の花をプチッと摘む。
そんな場面はたくさんありますよね!
「あぁ、せっかく咲いてたのに…」と、つい「お花が可哀想だよ」と止めたくなりますよね。
実はこの声掛け、植物の特性を知ると見え方がガラッと変わります😳
私自身、16年以上保育の現場にいて、園庭で子どもたちの花摘みを何万回と見てきました。
だからこそ、植物の特性・強さを知ったときは目からウロコでした!
この記事では、花を摘むと植物がどうなるのかと、それを知ったうえでの声掛けの考え方をお話しします。
読み終わる頃には、花摘み場面での声掛けの引き出しが1つ増えているはずです。
「ダメ」以外の選択肢を持って、明日の園庭に立てますよ!
- 園庭で子どもが花を摘むたびに、特に考えなしに止める人
- 「お花が可哀想だよ」以外の声掛けの引き出しがほしい人
- 花壇やプランターの植物を、保育にもっと活かしたい人
- ガーデニングが趣味の保育士
結論:花を摘んでも植物は元気に育つ
先に結論です!
花壇の花を子どもが摘んでも、植物は枯れません。
それどころか、株全体はむしろ元気に育ちます!
「え、逆じゃないの?」と思いますよね。私も最初はそう思っていましたw
でも、植物の仕組みを知ると納得なんです!
植物にとって花を咲かせるのは大仕事
植物にとって、花を咲かせるのはものすごくパワーのいる仕事です。
人間でいえば、
- フルマラソンを走るくらい
- 25mプールを200往復するくらい
- 6連勤くらい😇
の労力だと思ってくださいw
しかも、花が終わっても次に実をつけます🍒
この実をさらに成熟させるには、花以上にパワーを使うんです!
(種(子孫)を残すということが、植物にとって大切なことだからです)
つまり、花と実がついている状態は、ずっと花と実に全力投球している状態なんですね。
行き場のないパワーは葉と根に回る
では、その花が摘まれたらどうなるか。実を獲られたらどうなるか🤔
葉や根、株全体の成長に使われます🌱
とても簡単な理屈で、本来そこにつぎ込むはずだったパワーがまるごと浮くので、葉や根といった体づくりに回されるんですね!
結果、株はガッチリ育つ💪
花を摘まれた植物のほうが元気になるという、ちょっとした逆転現象が起きるわけです😳
よくテレビで農家さんが、あえて花や実を間引いているのを見たことないですか?
「摘花」「摘果」(てきか)といって、まさにこの植物の仕組みを利用した技術です。
子どもの花摘みは、知らないうちに同じことをやっているんですねー😳
脇芽から新しい芽がどんどん出る
花や実を摘まれ、元気が有り余っている株は、脇芽(わきめ)をどんどん伸ばします。

摘まれても、また伸びる🌱
獲られても、また咲く🌸
みなさんが思っている以上に、植物って強いんです💪
園庭の花壇が、子どもたちに摘まれまくっても意外と保っているのは、この強さのおかげですね😊
園庭の花摘み、子どもの姿は十人十色
ここからは、子どもたちの遊びについて見ていきましょう👀
私も、子どもたちの花摘みを数えきれないほど見てきました🌻
摘んだあとの姿は、本当に十人十色です!
「せんせい、どうぞ」と持ってくる子
一番多いのは、摘んだ花を保育士に持ってくる子。
「せんせい、どうぞ」とシロツメクサやホウセンカの種など、幾度となくもらいました💐
子どもにとっては大切な宝物で、あの小さな手に握られてクタッとなっていたとしても、「それをくれた」という気持ちがとても嬉しいです☺️
ままごとのごちそうになる花
ままごとに使う子も多いです🍳
花びらをちぎってお皿に盛り付ければ、立派なごちそうの完成🎂
砂のケーキに花を飾る子
花びらを水に浮かべてスープにする子
ちょっと舐めちゃう子😅
子どもにとって花壇は、色とりどりの素材コーナーなんですね🌷
むしるだけの子も、立派な探索中
そして、ただひたすらむしるだけの子もいます。
摘んではポイ、摘んではポイ。。。。
子どもからしたら、
「プチッという感触」「生葉のワシャっとした感触」
こういった感覚を通して、植物を全身で確かめている最中です。
ただ、いくら植物は強いと言っても際限なくむしっていけば、そりゃ復活は厳しいですw
植物の生育と子どもの体験、綱引きですね😅
「摘んでいい場所」を作るのも手
いくら大丈夫と知っていても、どんどんむしられていくのを見ていると止めたくなりますね。
でも止められる程、それをやりたくなるのが人間です。(私もですw)
そんなときは、「摘んでいい花壇」と「摘まないでほしい花壇」と分けるのも手です。
“生育花壇“と”出荷花壇“みたいにローテーションで使うこともできますし、お花が咲いている花壇があるだけで、保育園の外観もおしゃれになって保護者や地域住民の評判も爆上がりです👍️
「こっちのお花は摘んでいいよ。そっちはみんなで見て楽しもうね」
これなら子どもの興味も、見て楽しむ保育も、両方守れます☺️
「お花が可哀想だよ」は悪い声掛けじゃないけど、、、
次は声掛けについて考えてみましょう。
今までは子どもたちの花摘みに、
なんとなく「お花が可哀想だよ」
と声をかけていたと思います。
ですが、植物の特性を知った今なら、同じ言葉でもその後ろにある意味合いは変わってくるはずです。
方便として使うのは全然アリ
誤解してほしくないのですが、「お花が可哀想だよ」という声掛け自体を否定したいわけではありません✋️
ただ、
摘んだ花をそのままポイッと捨てる子もいます。
摘んだ花を足で踏んづける子もいます。
そういう場面で、植物への労りや養生のために伝える方便として使うなら、むしろ大事な声掛けです。
保育士それぞれの狙いや考えがあっての声掛けなら、それでいいんです👍️
NGなのは「ただ興味を止めているだけ」のとき
私が「待った⚠️」をかけたいのは、植物の特性を知らないまま、なんとなく子どもの興味を止めているだけの場合です。
子どもが花に手を伸ばすのは、興味のサインです。
- 色がきれい
- いい匂いがする
- プチッと取れる感触が楽しい
全部立派な学びの入り口です。
その入り口を植物の特性を知らずに、なんとなくの「可哀想だから」の一言で閉じてしまうのは、もったいない!
しかも実際には、植物は摘まれても平気どころか、より成長するわけですからねー☺️
「知っておくべき」ではなく「知っていると楽しい」
続けて言っておくと、
「保育士なんだから植物の知識くらい持っておくべき」と言いたいわけではありません✋️
ただ、こういった一見保育に関係のないようなことも、知っていると保育が楽しくなるのは確かです。
子どもが花を摘んだ瞬間、「あぁ…⤵️」ではなく「お、きたきた✨」と思える。
この心の余裕の差は大きいですよ!
声掛けは、保育士の知識と経験の引き出しから出てきます。
「植物は強い」という引き出しが1つ増えるだけで、園庭での子どもとの関わりがちょっと変わりますよ。
まとめ:植物は強い!だから子どもの興味に寄り添える
花を咲かせ、実をつけるのは、植物にとって膨大なパワーのいる仕事です。
だから花を摘まれると、そのパワーが葉や根に回って、株全体はむしろ元気に育ちます!
脇芽からも、どんどん新しい芽が出てきます🌱
「お花が可哀想だよ」という声掛けは、狙いがあるなら全然OK👌
ただ、植物の特性を知らないまま子どもの興味だけを止めているなら、一度立ち止まってみてください。
植物は、皆さんが思っているよりずっと強い💪
その強さを知っていれば、子どもの「摘みたい」に安心して寄り添えます☺️
明日の園庭で子どもが花をプチッとやったら、ぜひ「キター✨️」と思ってみてくださいw
保育がちょっと楽しくなりますよー!


