こんにちは、ケイスケです😊👋
「公務員保育士」と聞くと、普通の保育士との違いが気になりませんか?
“保育士”だから、保育園で一日中子どもを預かって保育する仕事…かな?
実は、それだけじゃないんです。
配属される部署によっては、子どもを「預からない」職場もあります。
つまり、保育しません!保育士なのに。
私が公務員保育士として経験した児童館での仕事が、まさにそう。
そこでメインになるのは、なんと「相談業務」でした!
今日は、意外と知られていない公務員保育士の一面、児童館での相談業務についてお話しします!
- 公務員保育士を目指していて、保育園以外の仕事も知っておきたい人
- 「民間の保育士と同じでしょ?」と公務員保育士を少し誤解している人
- 保育士資格を、保育園以外の場所で活かせないか考えている人
- 児童館や子育て支援センターで働くって、実際どんな感じか気になる人
児童館の保育士は「子どもを預からない」保育士
先ほども言いましたが、児童館で働く公務員保育士は、子どもを預かる「保育」はしません。
では、児童館で働く公務員保育士はなにをするのか。
それは、
「子育て支援」
です。
児童館には非常に多くの利用者さんが毎日やってきます。乳幼児親子だったり小学生だったり。
その中には、子育てに悩むパパ・ママも多くいます。
そういった方の悩みを聞いて、時には楽しんでもらい、必要に応じて支援する。
それが児童館での子育て支援です。
そもそも児童館とは
児童館は、18歳未満の子どもなら誰でも無料で利用できる児童厚生施設の一種で、全国に設置されています。
0歳の赤ちゃんから利用できるのが特徴で、私が働いていた自治体でも、平日の午前中は乳幼児を連れたママたちで賑わっていました。
休日も家族みんなで来たり、パパと子どもだけで遊びに来るケースも多かったです。
保育園のように「預かって保育する」場所ではなく、親子が自由に来て、自由に過ごせる。
子育て支援施設の中でも、一番身近で、気軽に立ち寄れる場所だと私は思っています。
ちなみに、自治体によって施設の名称や業務内容は結構違います。
「〇〇児童館」という名称でも子どもを預かっていたり(学童保育など)。
ここでは私が実際に勤めていた自治体での話を中心にお伝えしますね。

ただ開館していればいい、わけじゃない
「自由に来て、自由に過ごせる場所」と聞くと、職員は受付に座っているだけ…なんて想像するかもしれませんが、そんなことありません。
裏を返せば、魅力ある児童館でないと利用されないんです。
「楽しい」がないと、そもそも来てもらえない
職員は、いかに魅力的な児童館にするか、利用されるような工夫を常に考えて、運営しています。
- 年令や季節に合わせたイベントを企画する
- 利用者との信頼関係の構築
- 「また来たいな」と思ってもらえる雰囲気づくり
私の場合は、とにかく利用者さんたちとの信頼関係を大切に、自分からよく話しかけていました。
その中で「もっとこうしてほしい」「これをやってほしい」といった声から生まれたのが「パパ向け事業」です。
最終的には市内最多開催と最多集客数にまで大きくなりました!
大切なのは、親子を「さり気なく観察する」こと
そして、ここからが本題です。
保育をしないからこそ、親子の関係を観察することはとても大切。
子どもの様子、ママ・パパの表情、親子の関わり方など、親子の時間を邪魔しないように遊んでいる姿を眺めながら、どこか不自然なことはないか、さり気なく観察します。
「この親御さん、ちょっと悩んでそうだな」
「なんだか疲れてるかも」
そう感じたら、自然な流れで声をかけて話を聞きます。
深刻な相談じゃなくていいんです。雑談でいいんです!
少し話してスッキリして帰ってもらえたら、それで充分なのです。
「わざわざ相談に行く」のハードルって、けっこう高い
子育ての悩みって幅広いですが、その殆どが、話せば大体スッキリします。
深い悩みだったとしても「市役所や保健センターは遠いし…」とためらってしまうこと多いんです。
でも児童館なら、子どもを遊ばせに来たついでに、世間話の延長で話せます。
予約も書類もいりません。
働いている職員は保育士。子どものプロです!安心感があります。
この「気軽さ」こそが児童館の一番の強みで、だからこそ職員のさり気ない目配りが効いてくるんです。
保育士は「聞き手に」なる
相談を受けるうえで大切なのは、「聞き手」になることです。
話せばスッキリすることが大半なので、職員は聞き手になり、ママ・パパたちの話を引き出していきます。
もちろん、専門的な助言が求められることもありますが、基本は「受容と共感」。
相手が気持ちよく話せるように、上手な聞き手になりましょう。
小学生や中高生も悩みを抱えている
相談業務の対象は保護者だけじゃありません。
小学生や中高生から相談を受けることだって当然あります。
学校のこと、友人関係、家庭のことなど様々ですが、その場合も大切なのは受容と共感です。
年齢が上がるにつれてセンシティブな内容が多いですが、本人と一緒に考えて、そして、「いつでも相談に来てね」と、児童館がその子の居場所になってあげられるようにしましょう。
ここでは割愛しますが、関連機関との連携が必要な場合も、職員だけで進めるのではなく、必ず本人と一緒に話を進めることが大切です。
本人の主体性を残しながら、でも一人で抱えさせない——この加減がとても難しいところですが、支援の核心でもあります。
余談ですが、この相談スキルが意外な場所で活きたこともあります。
コロナ禍のとき、保健所への応援勤務を約1ヶ月経験しました。感染者の方へ直接電話し、待機期間の確認をする業務でしたが、みなさん精神的に追い詰められていて、叱責されることも多かったです。
そんな中、小さな子どもを抱える保護者の方から、「家の中だけでどう過ごせばいいか……」と、電話越しに聞きました。保育士としての経験を活かして話を聞き、なんとか前向きに過ごしてもらえそうな言葉を届けられたとき、「あ、この仕事の経験って、こんな場所でも生きるんだ」と感じましたね。
「保育しない保育士」も、立派な保育士
公務員保育士の仕事は、保育園で子どもを預かるだけではありません。
児童館のように、子どもを預からず、親子に寄り添い、地域の子育てを支える働き方もあります。
相談業務には相談業務の難しさがあり、相手の表情や言葉の裏側を読んで、ちょうどいい距離で寄り添う。
これは、かなり人間力が問われる仕事だと、私は現場で何度も実感しました。
子育ての知識だけでなく、人と向き合う力が試される。
だからこそ、やりがいも大きいんです。
もしあなたが
「保育士は保育するだけじゃないんだ」
「保育園だけじゃないんだ」
と感じてくれたら、それが私の一番伝えたかったことです。
公務員保育士の世界は、思っているよりずっと幅広いですよ😊


